- 患者が伝えたい言葉の母音(あいうえお)の形をとる
- 読み手が患者の口の形を読み取る
- 読み取った段を読み上げる 「う」であれば、「うくすつぬふむゆる」
- 指定したい文字のところで患者がまばたきをする
- 文字を声に出し患者に確認する⇒確定
- 濁点は二回まばたき 半濁点(ぱぴぷぺぽ)は三回まばたき
<コツ>
- まず、患者の母音の口の形を確認する
- 母音の口の形は、「あ」と「え」、「う」と「お」が似ている 下前歯の裏に舌が付いていたら「え」、唇の先がすぼんでいたら「う」
- 口を閉じたときは「ん」
- 読み手は一定のリズムで五十音を読み上げる その患者に最適なテンポをつかむ
- 先読みは厳禁
- 確定した文字はメモを取る 透明文字盤と違い両手が空くのでメモが取りやすい
★患者が母音の口を出来ない、読み手が母音の形を読み取れない、読み手が五十音の横の段を覚えていない場合(景山はレスパイトのさい利用)
- 「あかさたなはまやらわ」と読み上げる
- 指定したい行のところで患者がまばたきをする
- 指定した行を読み上げる わ行は「わをん」
- 指定したい文字のところで患者がまばたきをする
- 文字を声に出し患者に確認する⇒確定
<口ぱくを読み取るコツ>
- 読み手側も口の形や舌の位置を意識して発音してみる
- 破裂音(ぱぴぷぺぽ)を発するときは、一度唇が閉じてから母音の形になる