しまね難病相談支援センターが県作業療法士会と共に編集した『コミュニケーション支援の手引き』が完成しました。
ぜひご覧ください。
口文字(音読文字盤)によるコミュニケーションマニュアル
口文字とは
口の形や瞬きなどその人のしやすい合図により、伝えたい言葉を表現してそれを読み取るコミュニケーション手段である。患者が母音(あいうえお)の形が出来ない、読み手が50音の横の段を覚えてない場合などは、50音読取法(音読文字盤)を利用する。
- 患者が伝えたい言葉の母音(あいうえお)の形をとる
- 読み手が患者の口の形を読み取る
- 読み取った段を読み上げる 「う」であれば、「うくすつぬふむゆる」
- 指定したい文字のところで患者がまばたきをする
- 文字を声に出し患者に確認する⇒確定
- 濁点は二回まばたき 半濁点(ぱぴぷぺぽ)は三回まばたき
<コツ> (さらに…)
姿勢の修正や体位交換、痛み・痒みの除去などALS患者は何をするにも他人の手を借りねばなりません。そのためには介護者とのコミュニケーションが非常に大切です。
「意思伝達装置を導入したいが、何を選べばよいかわからない」「意思伝達装置はあるが、スイッチの不適合で使えない」という方も多いと思います。
島根大学総合理工学研究科で重度障害者のコミュニケーション支援技術を研究されている伊藤史人先生が、コミュニケーション支援のメーリングリスト(ML)『出雲国重度障害者コミュニケンション支援グループ』を開設して下さいました。 (さらに…)