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Author Archives: nozomu


出雲市にあります公益財団法人ヘルスサイエンスセンター島根内 しまね難病相談支援センターから、『土曜日の相談開始について』8月30日、下記の通り連絡がありましたのでお知らせします。


時下ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。

当財団が実施する難病相談支援事業につきましては、平素より格別のご支援、ご協力をいただき厚くお礼申し上げます.

さて、しまね難病相談支援センターでは、難病に関するさまざまな相談をお受けしていますが、メール相談以外は平日のみの対応としていたため、これまで勤務の都合などで平日に時間が取れない方は利用しにくい面がありました。

こうした状況を少しでも改善し、利用者の便宜を図りたいと考え、下記のとおり相談日時を変更することとしましたので、お知らせします。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

〔変更点〕

9月以降、毎月第1土曜日の9時から11時30分まで、電話による相談をお受けします(面談による相談は行いません)。相談開始日は令和3年9月4日(土)です。

なお、対応者に限りがあり、相談中など電話に出られないことがあります。その際は、しばらくしてからお掛け直しください。

〔問合せ先〕しまね難病相談支援センター 佐藤・布村

TEL 0853-24-8510、FAX 0853-22-9353

E-mail:s_hosoda@hsc-shimane.jp

本部からのお知らせ

8月 20th, 2021 | Posted by nozomu in お知らせ - (0 Comments)



シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社殿より、厚生労働省委託事業「治験・臨床研究参画コーディネートモデル事業 パイロット調査」(*1)について、事業の周知と協力の依頼があり、企画調査部会、三役で主旨を確認し、協力することになりました。

詳細は以下の案内ならびに添付のパンフレットを御覧ください。

====案内==========
  • ご相談いただく方
    • 患者さん、その家族あるいは支援者のうち、
      1. 1.治験・臨床研究が気になりながらもどうやって探したらよいかわからない方
      2. 2.参加できる治験・臨床研究を探している方
  • 期間:2021年8月2日 ~2022年2月(予定)
  • ご相談方法
    • 電話:フリーダイヤル(0120-074-014)にて平日9:00~17:00におかけ下さい。
    • メール:HP(https://www.chikencall.com/)にあるお問い合わせフォームからアクセスください。
================

*1:治験や臨床研究の情報を探している方々が平等に情報にアクセスできるよう一元的に支援し、主体的に治験・臨床研究に参画できる体制を整備する事業ということです。

令和3年度は「特定の患者団体」による周知のもと行うパイロット調査(予備的な質的調査、仮運用)とのことです。

画像をクリックするとPDFが表示されます。

画像をクリックするとPDFが表示されます。



令和3年3月26日付で県健康福祉部健康推進課より連絡があり、例年開催されている『島根県難病等対策協議会』は、新型コロナウイルス感染症対策のため中止になりました。令和2年度協議会は資料を読み、4月30日までに各委員から意見を返す形となりました。当支部は4月8日に委員意見を提出しています。

資料の中から、ALSに係わることを中心に抜き出して報告します。提出した委員意見に対する県の回答を待っていましたが、コロナ対応で忙しいのか、8月16日現在、寄せられておりません。今後、回答が寄せられましたら、この場にて報告します。

(2021/8/17 景山敬二)

令和2年度島根県難病等対策協議会資料

 

  1. 指定難病医療受給者数の推移について
  2. 難病医療提供体制整備事業について
    • 難病診療連携拠点病院等の指定状況
    • 在宅重症難病患者一時入院支援事業利用状況
    • 在宅人工呼吸器使用特定疾患患者訪問看護治療研究事業利用状況
    • 難病医療提供体制整備事業報告
  3. 難病相談支援事業等について
    • 難病相談支援センター事業報告
    • 保健所における難病相談・支援事業等実施状況
  4. 参考資料「ALS患者の早期支援体制の構築について」
  5. 委員からの意見等(検討、意見交換した事項)について

1.指定難病医療受給者数の推移について

【受給者数】

指定難病医療受給者数       6,428人(令和3年1月末現在)
うち筋萎縮性側索硬化症        86人(令和3年1月末現在)・・・前年度末 91人

2.難病医療提供体制整備事業について

〇難病診療連携拠点病院等の指定状況

指定はいずれも平成31年3月1日

難病診療連携拠点病院(1ヶ所) 島根大学医学部附属病院
難病診療分野別拠点病院

(2ヶ所)

島根県立中央病院(視覚系を除く全疾患群)
国立病院機構 松江医療センター(神経)
難病医療協力病院
(23ヶ所)
松江圏域 松江市立病院、松江赤十字病院、松江生協病院、鹿島病院、安来市立病院
雲南圏域 雲南市立病院、平成記念病院、町立奥出雲病院、町立飯南病院
出雲圏域 出雲市立総合医療センター、出雲徳洲会病院、出雲市民病院、斐川生協病院
県央圏域 大田市立病院、公立邑智病院、仁寿会 加藤病院(川本町)
浜田圏域 国立病院機構 浜田医療センター、済生会江津総合病院
益田圏域 益田赤十字病院、津和野共存病院、益田地域医療センター医師会病院、六日市病院
隠岐圏域 隠岐病院

 

○在宅重症難病患者一時入院支援事業利用状況

県と在宅重症難病患者一時入院(レスパイト)支援事業の制度委託契約を交わした医療機関は7圏域・24医療機関。委託医療機関名を挙げるが、すべての機関で受入れ実績があるわけではない。

患者側としては、介護者の急な発病、希望入院日・日数等には応じてもらえないのがネックとなっている。レスパイト入院の相談・申込みは、難病相談支援センター・各保健所へ。

 

令和2年度契約先(令和3年1月末現在)

松江圏域 松江医療センター、鹿島病院、松江赤十字病院、安来市立病院
雲南圏域 雲南市立病院、平成記念病院、町立奥出雲病院、町立飯南病院
出雲圏域 出雲市民病院、出雲市立総合医療センター、斐川生協病院、県立中央病院、出雲徳洲会病院、島大附属病院
県央圏域 大田市立病院、公立邑智病院、加藤病院(川本町)
浜田圏域 浜田医療センター、済生会江津総合病院
益田圏域 益田赤十字病院、益田医師会病院、津和野共存病院、六日市病院
隠岐圏域 隠岐病院

〇在宅人工呼吸器使用特定疾患患者訪問看護治療研究事業利用状況

この事業は、筋萎縮性側索硬化症・多発性硬化症・脊髄小脳変性症等により在宅で人工呼吸器を使用している患者のうち、医師が訪問看護を必要と認める患者を対象としている。

訪問看護ステーションに訪問看護を委託し、診療報酬において定める回数を超えた訪問看護を実施する場合には、原則として1日につき4回目以降(ただし、特別な事情により複数の訪問看護ステーション等医療機関により訪問看護を実施する場合にはこの限りではない)の訪問看護について、患者1人当たり年間260回を限度として費用を支払うものとする。

利用状況表を見ると、1人の患者に複数回利用していることがわかる。

[利用状況]

松江圏域 2ヶ所の訪問看護ステーション
出雲圏域 2ヶ所の訪問看護ステーション
浜田圏域 1ヶ所の訪問看護ステーションが利用

〇難病医療提供体制整備事業報告

・難病診療連携コーディネーターの活動報告

難病診療連携コーディネーターが対応する相談件数は1,234件(令和2年12月末現在)。相談者は新規が3%、継続が97%とほぼ継続相談が占めている。相談件数の8割以上となる1,018件がALSである。ALS患者の療養環境の過酷さがうかがえる。相談内容は、病気病状がトップで、続いて意思伝達装置・治療服薬・日常生活・レスパイト入院・入転院・福祉機器・福祉制度となっている。

そのほか、個別のケース会議が53件(在宅サービス・退院前・治療選択・災害・コミュニケーションに関する支援会議)。入転院の調整が6件で、そのすべてがALSである。

*圏域別ALS患者状況(令和2年9月現在)

【島根県】R2年9月_圏域神経難病患者数

 

3.難病相談支援事業等について

〇難病相談支援センター事業報告

ヘルスサイエンスセンター島根内にある“しまね難病相談支援センター“は、難病患者・家族の各種相談やレスパイトを含む入院先の調整、就労・患者会活動支援など多岐にわたる難病患者の支援活動を行っている。

年度(令和2年12月末日現在)の総相談件数は485件(前年同月512件)。相談者内訳は、新規が118件(24.3%)、継続が367件(75.7%)である。難病診療連携コーディネーターが対応する相談と共に、やはり継続相談が多い。治療法のない、難病ならではの傾向と言えよう。相談方法では、コロナ禍のためか、面談は前年比のマイナス17.1%で、電話他が増えている。疾患別でみると神経・筋疾患は138件と全体の28.5%を占め最も多い。次いで免疫系、視覚の網膜色素変性症と続く。この傾向はここ数年変わらず、このことからもALS(筋萎縮性側索硬化症)・パーキンソン病・重症筋無力症などの神経・筋疾患を抱えての療養生活の過酷さが推し量られる。ALSのみは7件と前年度から半減している(前年度13件)。

神経内科・膠原病内科・眼科の医師等による専門相談も、新型コロナウイルス感染症対策で中止や延期になった回もあるが、各圏域で12回開催し(対面8回、リモート4回)、45の相談件数実績を残している。

支部も共催している難病サロンは、当初、各地で11回の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症対策ですべて中止となった。

患者会活動支援も各会の活動が感染予防のため縮小し、交流会・総会等の開催支援の機会が減った。

難病相談支援センターは各保健所と連携し、各種相談にあたっている。

 

〇保健所における難病相談・支援事業等実施状況

保健所においては、『患者・家族教室』『ピアサポート・ボランティア養成』『難病医療研修』『難病フォーラム』等を開催して支援にあたっている。『患者会支援』も行い、当支部も会報や総会の案内状を県内の全ALS患者に配布してもらっている。

こちらも感染予防のため各保健所で中止になった項目も多い。難病フォーラムは、雲南保健所が幹事となり計画されていたが、中止となった。

また、『在宅療養支援計画策定・評価事業』『訪問相談事業』『訪問指導事業』で、主にALSはじめ神経難病患者の療養支援やQOLの向上にあたっている。さらに各圏域で『難病対策地域協議会』を開き、市町村や病院・訪問看護ステーション・介護事業所などと意見・情報交換を行っている。

 

 

4.参考資料「ALS患者の早期支援体制の構築について」

かねてより支部は、当協議会において、〈告知直後の難病患者の心理的ケアの充実を図ってください。我々のような難病患者は、確定診断の際の「はじめて聞く病名」「原因不明」「治療法なし」との言葉に先の見えない不安と混迷に突き落とされます。とくにALSの場合は「3年から5年」と余命宣告も受けますので、患者の喪失感はとても深いものです。多職種が一堂に会した支援者会議も開かれるのはある程度病状が進んでからであり、告知直後の不安解消にはなりません。告知直後に多職種からの支援を得られることがわかれば、患者の不安はずいぶん和らぐことでしょう。『治療法はなくとも楽に生きる』ために、告知直後のALS患者の心理的サポートをお願いします。〉と訴えてきた。

今般、島根県難病等対策協議会はALS患者の告知時からの早期支援体制づくりのため、患者・家族向けに「難病の療養相談のご案内」を作成した。その上で、3ヶ所の難病診療拠点病院と23ヶ所の難病医療協力病院へ向け、告知時の活用と、患者側の同意が得られれば、早期にしまね難病相談支援センターと各保健所への連絡を依頼した。

病院からの連絡後は、難病診療連携コーディネーターと各保健所が協力し、速やかに相談に応じることとしている。

 

*参考資料

参考資料

5.委員からの意見等について

 

日本ALS協会島根県支部

令和2年度島根県難病等対策協議会 委員意見

 

日本ALS協会島根県支部
支部長 景山敬二

日頃より、難病対策の推進ならびにご支援にご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
難病当事者として、更なる療養環境の改善支援策に次の三点を申し入れます。

  1. 昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大による混乱は、収まる気配さえありません。日本ALS協会の調査では、幸いにもALS患者の中に感染者は報告されていませんが、呼吸筋にも障害が起きるALS患者が感染した場合、特に重篤に陥ると予想できます。
    感染予防として、マスクの着用と手指消毒が有効とのことでしたが、一時期、全国的なマスク・消毒用エタノールの不足が混乱に拍車をかけました。医療機関には国や自治体からマスク・消毒用エタノールが優先的に回されたようですが、一部の地域では在宅人工呼吸器使用患者宅において、痰吸引時に必要なアルコール綿といった衛生資材不足も聞いております。また、在宅人工呼吸器使用患者宅では介護する家族が感染すると、患者も濃厚接触者となってしまいます。
    今後も同様の事態は十分に予想されます。そこで有事の際は、県および中核市である松江市においては、備蓄したマスク・消毒用エタノール・アルコール綿を在宅人工呼吸器使用者宅・訪問看護ステーション・医療的ケア(第三号)登録訪問介護事業所へ優先的に供給する仕組みづくりを構築してください。
    どのような時であっても、難病患者が不安なく療養生活が送られる体制をお願いします。
  2. 医療機関においては、院内感染を防ぐため、2月下旬には面会規制が敷かれ、3月に入ると県内のほとんどの病院で面会禁止になりました。厚生労働省の通達による措置であることは承知しております。
    他県では複数の病院でクラスターが発生しましたが、県内では医療従事者の方々の行動の節制と努力のお陰で院内クラスターは発生していません。また、新型コロナウイルスによる死者が出ていないのは、全国で島根県だけです。その点においても、医療・行政関係者の方々に感謝申し上げます。
    私たちALS患者は、その症状から、社会からの孤立感を常に強く抱いています。意思伝達装置を使い要望を伝えることができる私でさえ、家族との長期間の面会禁止はストレスがたまる精神的に厳しい期間でした。コールを押せず、自身の意思を伝えることも出来ない重症ALS患者にとっては、身体的にも精神的にも辛い期間であったと推察します。
    私はたまに、病棟スタッフから「そんなにイライラしないで」と声を掛けられました。あの状況下では面会禁止は妥当な措置だったと考えますが、医療関係のかたは、入院患者の家族にさえ会えないイラ立ち・無念さ、患者家族の心配する気持ちをご理解ください。
  3. 昨年7月23日に報道された京都市ALS患者嘱託殺人事件は、ALS患者・家族のみならず社会に大きな衝撃を与えました。
    報道後、しまね難病相談支援センターには患者家族から関連の相談が増えたと聞き、県外にはうつ症状を呈した患者もいると聞いています。
    全身が動かせない状態や治療法がないことなどから、ALS患者の心は「もう死んでしまいたい」と「生きていて良かった」とのはざまで激しく揺れ動きます。患者の一時の「死にたい」を鵜呑みにしないでください。患者の「死にたい」は「もっと生きたい」の裏返しです。亡くなった女性患者が訴えた『安楽死・尊厳死』を議論する前に、何が「死にたい」と言わせているのかを見極め、それを取り除く必要があります。
    患者の心理的サポートの場づくりを強く要望します。特に告知直後の患者は、原因も治療法も不明に強く混乱・絶望し、先の見えない不安におびえています。難病を罹患しても楽に生きるため、この時期の『緩和ケア』をお願いします。と、長年この協議会でも訴えて参りましたが、参考資料にあるように支援体制を考えていただきありがとうございます。
    ピアサポートなど、当支部もできる限りの協力をいたします。

 


令和3年度(第23回)支部総会の報告

当初の予定

【日時】 7月11日(日) 13時~16時
【場所】 いきいきプラザ島根403研修室 (松江保健所)
新型コロナウイルス感染拡大予防のため、書面表決を行う

 

  1. 支部長挨拶  景山敬二
  2. 議案審議
    • イ)第1号議案 令和2年度事業報告
    • ロ)第2号議案 令和2年度会計報告および監査報告
    • ハ)第3号議案 役員選任
    • ニ)第4号議案 令和3年度事業計画(案)
    • ホ)第5号議案 令和3年度予算(案)

(さらに…)



6月17日午前中、島根県知事・島根県健康福祉部長宛に、難病患者およびその家族への早期のコロナワクチン接種と、入院・入所においての面会機会拡大の陳情書を支部運営委員の諸岡了介が提出しました。

あいにく県議会開催中のため、丸山知事と小村部長との面会はできませんでしたが、以下の皆さまにご対応いただきました。

健康福祉部次長  安食治外 様
健康推進課課長  片岡大輔 様
健康推進課 難病支援グループリーダー  門脇和也 様

ALS患者の特性の話や、患者だけでなく家族にも配慮が必要な点、高齢者の施設と病院とでは状況が違うといった点についてお話をしました。

こちらの事情についてはご理解いただけたと思います。

陳情書の内容については添付をご覧ください。

県から回答をいただきましたら、またこちらに掲載します。

陳情書の画像をクリックするとPDFが表示されます。

ワクチン陳情書1

ワクチン陳情書1

(さらに…)



厚生労働省より「基礎疾患を有する者への接種にかかる情報提供」がありましたので、ご案内いたします。

※画像をクリックすると、PDFにてご覧いただけます。

厚労省の基礎疾患保有者へのワクチン接種情報

厚労省の基礎疾患保有者へのワクチン接種情報

厚労省の基礎疾患保有者へのワクチン接種情報

厚労省の基礎疾患保有者へのワクチン接種情報

放送のお知らせ

5月 24th, 2021 | Posted by nozomu in お知らせ - (0 Comments)


昨年7月の京都市ALS患者嘱託殺人事件報道後、各メディアから取材を受けましたが、TSK山陰中央テレビさんはその後も継続して山陰両県の関係者を取材されました。
その番組の放送が決まりました。
放送日は5月29日(土)12:00~13:00(8チャンネル)です!
タイトルは、FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『命の選択~ALSとの闘い~(仮)』です。

島根・鳥取の患者さんの他、しまね難病相談支援センターの難病診療連携コーディネーター、患者の支援活動を行う女子高校生などが出演予定です。
患者の日常や思い、ALSという病気がどんな病気なのか、を伝える内容です。

ぜひご覧ください。



クリックすると該当ページのPDFが表示されます。

コロナワクチン接種に関する要望と厚労省の回答

1ページ

(さらに…)




 会員の皆さま・支援者の皆さま


 日頃より支部運営にご協力いただき、誠にありがとうございます。


 昨年からの新型コロナウイルス感染拡大は一向に収まることがなく、感染力が強いといわれる変異株ウイルスも県内で確認されるなど、まだまだ油断はできない様相です。


 今年度の総会は、7月11日に松江保健所にて開催する予定にしておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症に対する特効薬の無いなか、患者のワクチン接種の予定日程さえ発表されない現状です。また、家族や来賓、支援者など一般の方々もワクチン未接種ですので、一堂に会した患者会の集まりは開くべきではないと判断しました。


 昨年に引き続き、令和3年度支部総会は書面表決で行うことといたします。


 後日、会員の皆さまへは審議議案資料と表決用紙を郵送しますので、書面において表決をお願いいたします。


 ZOOMなどのネットを利用したリモート総会も検討しましたが、人工呼吸器装着者は声も出ませんし、入院療養者には面会禁止で機器などの支援もできないため断念しました。


 二年ぶりの顔合わせを楽しみにされていた方もいらっしゃったと思いますが、参加者の健康のためとご了承願います。


 最後になりましたが、皆さまも感染予防に十分お気を付けください。

日本ALS協会島根県支部
支部長 景山敬二



オンラインイベント「All Life Smile」に参加して

松江市 吉岡哲也

 「Als患者の人達を笑顔にさせる会」をご存知ですか? ALS患者の私には聞いただけでありがたい名前です。
 会を主催しているのはこの春に雲南市の三刀屋高校を卒業された三浦琴真(ことみ)さんです。
 ALS患者を父親に持つ彼女は「父のため、ALS患者のために何かしたい」と、おととし「Als患者の人達を笑顔にさせる会」を設立しました。
 高校生が地域社会や身近にある課題をテーマにプロジェクトを立ち上げ、解決に向けた取り組みを発表し、学びを深めあう実践型探究学習プログラム「しまね探究フェスタ2019、2020(高校生MY PROJECT AWARD 島根県Summit)」に参加してALSの現状や今後の思いを発表したり、患者訪問や難病フォーラム、シンポジウムの参加を重ね、出会った方や、体験して学んだ事、感じた事を会のホームページ(Face book)で発信されています。


 そして今年2月28日、もっとたくさんの人にALSという病気を知ってもらい理解してもらいたいと、自ら企画したオンラインイベント「All Life Smile」(オール ライフ スマイル)を開催されました。
 イベントはテレビや新聞でも紹介されたのでご存知の方も多いと思います。
 参加者の思い出に残るようにALSと同じ頭文字「All Life Smile」と題し、健常者と障がい者が一緒に参加できるようにZoomで開催され、約50人が参加しました。
 イベントは3組のゲストの方の講演です。


 私はそれまで「Als患者の人達を笑顔にさせる会」を知らなかったのですが、日本ALS協会島根県、鳥取県支部を取材していただいているテレビ局の記者の方に会とイベントの事を教えてもらい、ホームページを見て参加しました。Zoomもオンラインも初めてでしたが娘にセッティングしてもらい開始時刻を待ちました。
 10時開始でしたが皆さん待ちきれないのか、時間前から画面には患者を含めたくさんの顔が並んでいます!
 三浦さんの「皆さんこんにちはー!」と元気な声で始まり、イベント開催までの経緯と今日を迎えた思い、プログラムの説明とゲストの方の紹介でイベントがスタートしました。


 最初は日本ALS協会広島県支部・副支部長の長岡貴宣さんです。
 県立御調高校(尾道市)の教頭をされていた2016年にALSと診断された長岡さんは、病気を抱えている人たちへの理解を深めてもらいたいと、生徒たちに「弱っていく自分の姿を見てほしい」と病気を打ち明けられました。思いを受け止めた生徒達は長岡先生の闘病を支えながら、ALSの啓発活動や難病支援活動を始めます。
 昨年10月17日には広島東洋カープの協力の元、マツダスタジアムで試合の観戦に訪れた人々に向け、ALSの情報や重度訪問介護制度の理解と拡充に向けて行っている活動をパネルにまとめて設置し、分身ロボット・OriHime(オリヒメ)の体験コーナーを設けるなどして理解と関心を求めました。
 今回の長岡さんの講演も、気管切開する前に録音しておいた自分の声を、分身型ロボットOriHime(オリヒメ)で複製し、支えてくれる家族への感謝や、イベントにも参加されていた生徒さん達の将来への思いを語られました。


 次は兵庫県神戸市に本社のある、iPresence合同会社 さんです。
 アバターロボット技術や先端IT技術、インターネットを活用したより良いコミュニケーション文化の形を追求されており、社会のニーズに合わせた製品を開発、販売しています。今回はAI搭載型自走式ロボットやテレプレゼンスロボットの製品を紹介されました。外出できなくても簡単に誰とでも繋がれる便利なツールです。
 iPresenceさんは他にも様々なサービスを提供されてます。ホームページでご確認ください。


 そして最後は、福岡県のPLS(原発性側索硬化症)患者、落水洋介さんです。
 非常に明るく笑顔の絶えない方ですが、2013年に病気を発症し、告知後は落ち込む日々が長く続いたそうです。しかし、いろいろな人に支えられるうちに「難病患者でも出来ること、難病患者だから言えることがある」と気持ちに変化が現れます。
 症状が進行する中でもブログ掲載や講演活動、イベントの参加、テレビ・メディア出演など、行動を起こすことで徐々に仲間が増え、更に夢と希望が湧いてきたそうです。他にも電子書籍の出版、被災地への支援活動等々、多岐にわたって活動されてます。
 「今が一番幸せです!」と言える生き方をされている落水洋介さんの話を聞いて、難病患者は不幸だと思っているのは自分の心だったと気づかされました。


 休憩を挟んで2時間の開催でしたが、ゲストの講演中は参加者も情報やコメントを書き込み意見交換できました。イベントの最後は「ありがとう、また会いましょう」と画面に全員が集合し記念撮影をして終了しました。


 一人の女子高生が父親のために始めた活動が、多くの人に支持され、共感を呼び、イベントが開催され、たくさんの人が繋がり、元気と勇気をもらい、素敵な一日になりました。
 人を思いやる心、人との出会いの大切さ、人の笑顔に癒されることを改めて実感しました。


 三浦さんは看護師を目指して進学されましたが、これからも「世界中の健常者と障がい者の壁を無くす」を目標に活動されるそうです。新たなイベントも開催されることでしょう。
 私は勝手に三浦さんのこれからを楽しみにしております。
 皆さんも「Als患者の人達を笑顔にさせる会」のホームページを是非ご覧ください。きっと笑顔になれますよ。