ALSは運動機能を失うので、生活面で色々な不便が生じます。しかし、ちょっとした工夫や器具を使うことで改善した経験を皆さんお持ちではありませんか?
支部ではそんな経験を集め、情報を共有することで皆さんのQOL(生活の質)の向上に役立てたいと思います。情報やお困りのことも支部事務局までお寄せ下さい。当ホームページと会報『JALSAしまね』に掲載します。掲載に際しては匿名も可能ですので希望の方は明記下さい。
2011/06/15 景山
指先の力が弱くなった。
- 缶ジュースのプルタブが開けづらい。
→プルリングと缶の隙間に名刺を差し込み、名刺を引きおこすと弱い力でも開けやすい。名刺が薄いときは二つ折りにする。 - ファスナーの金具がつまみにくい。
→百円ショップでキーホルダー用の金属製リングを買い、ファスナーの金具の穴に取り付ける。上げ下げの時はリングに指を引っ掛けて使う。 - 箸やスプーン・フォークが使いづらい。
→ピンセット状になった「らくらく箸」を使うと箸先がそろい、食品がつまみやすい。
さらに握りやすい形状の「箸蔵くん(右用・左用・兼用があり)」もある。
私は、「らくらく箸」はドラッグストアの介護用品コーナーで、「箸蔵くん」は介護ショップで取寄せてもらい購入した。介護用品のサイトで取寄せも可能。
スプーンやフォークには、介護用品コーナーで売っている硬めのスポンジ製のグリップが有効。柄を差し込んで使用する。鉛筆やボールペンにも利用できる。
食器の下に滑り止めシートを敷くとさらに使いやすい。滑り止めシートは百円ショップで購入。
就寝中に足がつる。
→理学療法士(PT)によると、まっすぐ伸ばしていると筋肉が緊張するのでつりやすい。ひざの下にクッションを入れて寝ると軽減した。